一戸建てリノベーション@さいたま市見沼区
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
石山工業所は今年で95年目を迎えます。
引き続き、地元に住む方々の家守として、精進してまいりますので、ご愛顧いただきますようお願い申し上げます。
さて、早速ではございますが、新年一発目のご紹介は、地元見沼区の一戸建てリノベーション工事。
築25年ほど住まわれた家を、もう20年住めるように!というご要望にお応えするリノベーション工事です。
まずは洗面化粧台のあるサニタリースペース。
洗面室は、住めば住むほどにものが増えます。
その都度、収納スペースを増やしていくことになるので、いっそのことこうしました。
洗面台をカウンターとして広くとり、その場で使うものはカウンターに設置し、それ以外のものは足元や右手の収納スペースに仕舞います。
既製品の洗面化粧台は下台の収納スペースが思ったより狭く、使い勝手が悪いものも多いので、モノが多い場合にはカウンターを造作してしまった方がたくさん仕舞えます。
こちらはシステムキッチン。
とてもおきれいにお使いで、その気になればまだまだ使えますが、とはいっても築25年。
システムキッチンも進化していますので、収納のしやすさや、スムーズな扉の開閉、掃除のしやすさ、見た目の美しさ等、快適さは段違いに良くなっていると思います。
洗面台のアフターの写真にもありましたが、サッシも刷新しています。
リノベーション工事の目的の一つは、夏暑く冬寒い家をなんとかしたいというもの。
夏の暑さ、冬の寒さが最も侵入してくるのは窓です。
2階の各居室にはインナーサッシを据えつけ、窓対策もしっかり行っています。
こちらの洋室、ご主人様の大量な書籍を仕舞える書棚を、なるべくお部屋の面積を確保しながら作りたいというご要望でした。
同じアングルから見たアフターがこちら。
お部屋の床を侵食しないように、収納部分を外に押し出し、壁面収納を増築しました。
右手の縦スリットの上下の窓は今回新設したもの。
増築した床は3本の鋼製束で支えています。
横に振るとこんな感じ。
しかしものすごい本の量ですね。
しっかり収まってよかったです。
こちらは玄関。
玄関扉は、窓と同じく、冬の冷気がどんどん侵入してくる場所。
住宅の性能に関する法律ができたのは2000年。
22年前です。
地震の多い日本では、大きな地震が起きるたびに耐震性を高めるための制度変更は繰り返されてきましたが、暑さ寒さに対する性能を高めることに関しては無頓着でした。
最近になって、地球温暖化が大きな社会問題となったため、国も重い腰を上げ始めた感じがあります。
なので、25年ほど前に建てられた家の多くは、夏暑く冬寒いのです。
当時は日本の家の寿命は25年程度、とも言われており、外壁や屋根の耐久性も長く住むことを前提として選ばれてはいませんでした。
玄関扉が変わっているのがおわかりいただけると思います。
写真が撮りにくい立地なのでわかりにくいかもしれませんが、屋根も外壁も耐久性が高いといわれるガルバリウム鋼板で施工しています。
外壁は、ビフォーのサイディングの上に、通気胴縁という新しい外壁材を留める下地を取り付けて、上から覆うカバー工法で仕上げています。
写真ではわかりませんが、新しい外壁と古い外壁の間に通気層を設け、外気の影響をもろに受けないようにしています。
テラス屋根も交換しました。
屋根のビフォーはこんな感じ。
塗装が剥げ、防水性が落ちています。
野地板の上を新しいルーフィング=防水シート(緑色の印字があるシート)で覆い、ガルバリウム鋼板で仕上げます。
今回の工事の期間は約2か月半。
仮住まいを探さずに、お住まいになりながらの工事でした。
どうしても難しい数日間はホテルにお移りいただき、何とか完工までこぎつけました。
今住んでいるお住まい、夏暑い、冬寒い、地震が来たら心配、古くなって使いにくい等、お悩みの方多いかと思います。
建て替えか?リフォームか?
お悩みでしたら、ご相談ください。
それぞれにメリット、デメリットがありますので、お客様の今のお住まいを確認しながら、ご指南いたします。