一戸建てリノベーション工事@さいたま市岩槻区
岩槻区にお住いのお客さまより、一戸建ての全面改装をご依頼いただきました。
ざっと挙げると、キッチン、浴室、和室、玄関まわり、屋根、外壁、と内装全般。
全てはご紹介できないので、主だったところをご覧いただきましょう。
まずはキッチンから。
年季が入っています。
まずはこの床に、床暖房を設置します。
既存の床を剥がして内部に機器を設置しようとすると、撤去したり、処分したりと費用がかさみますので、既存の床の上に機器を設置して、その上から新しい床を貼るカバー工法を採用します。
暖房機器は、ツツミダンデーという電気式床暖房。
電気式床暖房は、比較的ランニングコストが割高と言われますが、このツツミダンデーは一度温まると、消費電力が少なくなるので経済的だといわれています。
床暖房の設置が終わるといよいよキッチン回り。
天井にあった垂れ壁を撤去し、開放的な空間にします。
今回、既存の天井に石膏ボードを装着しました。
既存の天井は、木製の化粧べニヤと言われる素材で、とても燃えやすい性質のものです。
天井に燃えやすいベニヤがあるのは危険です。
というわけで、防火性の高い黄色みがかった石膏ボードで難燃性を高めます。
というわけで、床暖房を設置し、垂れ壁を無くし、目ではわかりませんが、火事にも備えるキッチンに生まれ変わりました。
気持ちがいいですね。
さて続きまして和室の床の間。
この長方形のスペースがサイズ的にちょうどいい!
ということで、内側に胴縁を設置して石膏ボードで新たに壁をつくり、クロスで仕上げました。
ピアノスペースに生まれ変わりました。
省スペースのアップライトピアノでも、リビングに置くと弾いていないときでも結構な圧迫感があります。
このようなちょうど良い凹スペースがあると、動線の邪魔になることもなく、いい感じです。
さて、こちらはお外。
このコンクリートブロックの立ち上がりは何かというと、
既存のお風呂を解体、増築して、広いお風呂にリフォームします。
古いお宅にありがちなことですが、コンクリートの立ち上がり上の土台が朽ちています。
浴室からは湿気が漏れやすいし、既存のお風呂はご覧の通り、土間コンクリートの打設もしていませんでしたので、土のまま。
湿気が上がりやすい状態でした。
ということで、土台を交換し、土間コンクリートを打設します。
土台の木にホッチキスで付けたような穴が開いていますが、これは防蟻処理をした跡です。
土間コンがきれいに打ちを終わり、断熱材の施工が終わりました。
外部も構造用合板で壁をつくり、その上から透湿防水シートで覆い、外壁から万が一雨水が浸入した場合でも、内部には浸入しないようにします。
同じトーンの外壁材を設置して、浴室工事完成です。
最終的には外壁塗装をして、見た目にも新旧の違いが出ないようにします。
こちらは門扉から玄関までのアプローチ。
古き良きたたずまいではありますが、壁も家の中も刷新されるとなると、トーンがそぐわない感じがします。
こちらもやり替えます。
やっぱり、変更するとリニューアル感が出ますね!
玄関内部の土間も同じ素材で揃えました。
床材も建具も、クロスと同じトーンの白で揃え、いい感じに仕上がりました。
雨漏りが起こりやすい、バルコニーにも防水処理を施しました。
屋根は、棟瓦と瓦の接続部分にある漆喰が劣化しているんでやり替えます。
放置されているケースも散見されますが、漆喰が劣化すると、欠けたり割れたりして、そこから雨水が入り込み、雨漏りの原因になります。
また欠けた漆喰が雨どいを詰まらせる原因にもなったりします。
きれいになりました。
気持ちがいいですね。
ということで、全体ビフォーをもう一度。
1階左奥の窓が旧浴室、玄関ドアも古いものがついています。
今回の大規模改修で、生まれ変わったお住まいがこちら。
左奥の浴室、増築された跡がわかりやすいですね。
冬の外気が最も入り込みやすい玄関ドアも刷新されています。
今回の大規模改修は、2階にお住まいいただきながら、順に工事をしていきました。
お客さまには工事期間中大変な不便をおかけしたと思いますが、無事に完了してホッとしております。
ありがとうございました。