傾いたブロック塀の改修工事@さいたま市岩槻区
岩槻区にお住まいのお客さまより、「ブロック塀が傾いていて危険なので見てほしい」とお声掛けいただきました。
写真だとわかりにくいかもしれませんが、門扉の左側の、間口が広いブロック塀が手前に傾いています。
補助線を引いてみると、こんな感じ。
この写真だとほんの少しの傾きですが、地震がきて倒壊などしたら大変です。
真横から見ると、
このアングルだと、傾いているのがよくわかると思います。
こちらの写真が、ブロック塀と住宅の間にある犬走りと言われるスペースです。
よく見ると、左側の住宅と土間コンクリートの間に隙間があります。
ブロック塀と土間コンクリートは密着しているので、土間コンクリートごと傾いているようです。
土間コンクリートが右側に引っ張られたため、配管の留め金も住宅から剥がれています。
アプローチの階段に設置されたタイルもこの通り。
というわけで、傾いたブロック塀を撤去して、造りなおします。
今回のブロック塀が傾いた原因は、恐らく2つ。
1つは、ブロック塀が埋まる根元が浅かったこと、
2つ目は、ご覧のようにブロック塀近くに配管が集中していたため、地面を踏み固める転圧作業が弱かったのではないかと考えられます。
そこで、今回は根元を深めに掘ってブロックを設置し、埋め戻した後の転圧も意識してしっかり行いました。
その上で、土間コンクリートを打設しました。
コンクリートがある程度固まったのち、
タイルの補修も完了です。
さすが職人さんのお仕事。
この写真だけ見ると、補修の跡がわかりませんね。
というわけで完成しました。
これで安心していただけると思います。
もう一度ビフォーアフターをご覧いただきましょう。
これまでのフェンスは勝手口を開けた時に、お家の中がよく見えてしまうアイアン製でしたので、今回は目隠しフェンスを採用しました。
築年数が経過したお住いのブロック塀は、危険なものが少なくありません。
転ばぬ先の杖。
お心当たりがある方は、事故が起こる前に、何らかの手を打つことをお勧めいたします。