一戸建てリノベーション工事@さいたま市岩槻区
ご近所にお住まいのお客様より、古くなったお住まいの改修をご依頼いただきました。
和室をリビング、物置をウォークインクローゼットに変更し、洗面脱衣室、浴室、外壁、屋根と、全体的に改修します。
まずは、和室の様子から。
布団を敷いて暮らす寝室としては便利ですが、このままリビングとして使うとなると使い勝手が悪いですね。
左手が母屋で、数十年前に増築したのが今回改修する右手の和室です。
天井を見ると、凹んでいる部分がありますが、そこでつながっています。
さらに解体を進めると、こんな感じ。
柱や壁面が黒くなっているのが母屋、無垢の木材が増築部分。
床を取り払うと、土があらわになりました。
当時の基礎は布基礎といわれる土台が載るところだけコンクリートで立ち上げるものが多く、内部の面は土がそのままになっているものが主流でした。
しかしこれだと、湿気が上がるし、シロアリなど害虫の影響も受けやすいので、コンクリートで打設します。
打設完了しました。
色が変わっている部分は防蟻処理をした跡です。
使えなくなった柱や壁をすべて撤去し、新しいものに交換します。
断熱材を設置し、床も構造用合板で固めました。
石膏ボードで覆って、
リビングとして使えるまでに復活しました。
次に物置へ。
こちらは土間コンクリートがすでに打設されている物置。
ウォークインクローゼットに変更するため、解体します。
内装を取り払い、スケルトンの状態にします。
ウォークインクローゼットにするということは、土間コンクリートの上に床を造ります。
となると、数10㎝は床面が高くなるということ。
そうすると、天井が必然的に低くなります。
ということでこうしました。
既存の梁を化粧梁としてあらわしにすることで、MAXまで天井を高くしました。
苦肉の策でしたが、年季の入った梁により、見栄えもよくなりました。
次に洗面脱衣室、
全体を改修します。
まずは勝手口側。
大きすぎた窓を小さくして、その代わりに勝手口に光を取り込む窓のあるドアを採用しました。
室内はこんな感じに、
すっかりきれいになりました。
浴室と外観は、ビフォーアフターを並べてご紹介しましょう。
ユニットごと入れ替えるお風呂は、完全に新築の装いに生まれ変わるので、リフォームし甲斐のある工事です。
外壁もこの通り、大きく生まれ変わりました。
洗面脱衣室以外の窓もこれを機会に見直しています。
この写真が一番わかりやすいと思いますが、雨漏りも一部に見られたことから、屋根の形状も見直しました。
母屋に接続した増築部分となると、建て替えるというわけにもいきません。
今回は、つながった状態のまま、リノベーションするというなかなか大変な工事でしたが、上手に仕上がったと思います。