アーリーアメリカンテイストの平屋@さいたま市岩槻区~上棟式
2か月ほど前にご紹介させていただいたアーリーアメリカンテイストの平屋建て。
無事に上棟式を済ませることができました。
プランの詳細を確認したい方は、過去ブログへ(リンク⇀)
注文住宅もその時期によって、好まれるスタイルに変化が見られます。
最近のトレンドは、「平屋」、「二世帯住宅」、「ゼロエネルギー住宅」といったところでしょうか。
今回のお住まいは、「平屋」はあてはまりますが、ゼロエネルギー住宅の必要条件である太陽光発電は搭載しません。
「ゼロエネルギー住宅」は、地球温暖化を食い止める1つの打ち手としてとても有効なものであることに疑いがありませんが、装置の再利用が現段階ではなかなかうまくいかず、リサイクルの議論は始まったばかり。
20~30年といわれる耐用年数が経過した後のことを考えると、採用しないという判断をされる方もいらっしゃいます。
これはこれで、自己判断できる自由があるのは素晴らしい、と思います。
というのも、来年から東京都で家を建てる場合、太陽光発電の設置が義務化されます。
こちらは一昨日の日経新聞朝刊の記事。
太陽光発電装置の義務化の対象となる大手ハウスメーカーに、建築コストの増加見込みを確認したもの。
概ね100万円程度の上昇になる見込みだそうです。
ゼロエネルギー住宅や、太陽光発電装置をぜひ搭載したい!という方にとっては、都から補助金も出るので、ウエルカムといえそうですが、「設置したくない」という方にとっては迷惑な制度となりそうです。
心配なのは、高い建物が林立する東京で、思うような日照が得られるのか?ということ。
屋根が小さいとか、どうしても北向きになる、などの場合は例外となるようですが、どこかで線を引くことになるので、フルに発電できないお宅も相当数あるのではないかと思います。
それに比べると、岩槻周辺は、平屋が建てられるほどの地域ですから、日照の問題は起きにくく、恵まれていると思います。
もちろん、今回のように搭載しないという判断も自由にできますので。
さあ、完成までもうしばらく。
粛々と進めてまいります。