パッシブ設計ファースト勉強会開催しました
先日、リクシルさんをお迎えして、定例の社内勉強会を開催しました。
テーマはパッシブ設計ファースト。
いうまでもなく、今年の夏は異常な暑さが続いています。去年も、過去に経験したことのない暑さに悩まされました。
誰もが、来年以降もこれまでに経験したことのないような、暑さが続くのだろうとうっすら感じているのではないかと思います。
政府広報では、熱中症にならないよう、エアコンを活用しましょう、とはいうけれど、電気をどんどん使えば地球温暖化をますますすめることになるし、電気代だってバカになりません。
もちろん、エアコンは使うけれど、住宅を建てる時に、設計の工夫をすることで、エアコンなどの電気設備をなるべく使わないでも快適に暮らす方法があるのではないか？というのが、パッシブ設計の考え方です。
たとえば、夏の西陽をいかに遮り、家に熱が入らないようにするか？
一方で、寒い冬は、できるだけ太陽の熱を家の中に取り込むことを考えます。
このパッシブ設計のテーマは5つ。
1.断熱
2.日射遮蔽
3.自然風利用
4.昼光利用
5.日射熱利用
1.と5.は主に冬のため、2.と3.は夏のため、4.の昼光利用は、一年を通じて、昼間は照明をできるだけ使わずに生活ができることを目指します。
今までの建築でももちろん考えていたことではありますが、窓にも冬に強い窓、夏に強い窓が出てきたり、向きによって細かく配置を決めることで大きな差が出たりすることがわかってきており、より高度化したパッシブ設計が可能になってきています。
さすがにLIXILさんは窓などの住宅設備を供給する最大手ですので、研究開発が進んでいると感じています。
ご協力いただきながら勉強して、より高度なパッシブ設計をご提案できるように研鑽を重ねていきたいと考えています。