アイ・エスホーム|株式会社石山工業所

建築ブログ

一戸建てリノベーション工事@さいたま市岩槻区

Date:2024年8月10日 | Category:

ご近所にお住まいのお客様より、古くなったお住まいの改修をご依頼いただきました。

和室をリビング、物置をウォークインクローゼットに変更し、洗面脱衣室、浴室、外壁、屋根と、全体的に改修します。

まずは、和室の様子から。

ビフォー

布団を敷いて暮らす寝室としては便利ですが、このままリビングとして使うとなると使い勝手が悪いですね。

解体開始

左手が母屋で、数十年前に増築したのが今回改修する右手の和室です。

天井を見ると、凹んでいる部分がありますが、そこでつながっています。

さらに解体を進めると、こんな感じ。

布基礎

柱や壁面が黒くなっているのが母屋、無垢の木材が増築部分。

床を取り払うと、土があらわになりました。

当時の基礎は布基礎といわれる土台が載るところだけコンクリートで立ち上げるものが多く、内部の面は土がそのままになっているものが主流でした。

しかしこれだと、湿気が上がるし、シロアリなど害虫の影響も受けやすいので、コンクリートで打設します。

土間コン

打設完了しました。

色が変わっている部分は防蟻処理をした跡です。

構造材設置

使えなくなった柱や壁をすべて撤去し、新しいものに交換します。

断熱材設置

断熱材を設置し、床も構造用合板で固めました。

石膏ボード設置

石膏ボードで覆って、

完成

リビングとして使えるまでに復活しました。

次に物置へ。

物置

こちらは土間コンクリートがすでに打設されている物置。

解体中

ウォークインクローゼットに変更するため、解体します。

スケルトンに

内装を取り払い、スケルトンの状態にします。

ウォークインクローゼットにするということは、土間コンクリートの上に床を造ります。

となると、数10㎝は床面が高くなるということ。

そうすると、天井が必然的に低くなります。

ということでこうしました。

ウォークインクローゼットへ

既存の梁を化粧梁としてあらわしにすることで、MAXまで天井を高くしました。

苦肉の策でしたが、年季の入った梁により、見栄えもよくなりました。

次に洗面脱衣室、

洗面脱衣室ビフォー

全体を改修します。

まずは勝手口側。

勝手口ドア交換

大きすぎた窓を小さくして、その代わりに勝手口に光を取り込む窓のあるドアを採用しました。

室内はこんな感じに、

アフター

すっかりきれいになりました。

浴室と外観は、ビフォーアフターを並べてご紹介しましょう。

浴室交換

ユニットごと入れ替えるお風呂は、完全に新築の装いに生まれ変わるので、リフォームし甲斐のある工事です。

外観1

外壁もこの通り、大きく生まれ変わりました。

外観2

洗面脱衣室以外の窓もこれを機会に見直しています。

外観3

この写真が一番わかりやすいと思いますが、雨漏りも一部に見られたことから、屋根の形状も見直しました。

母屋に接続した増築部分となると、建て替えるというわけにもいきません。

今回は、つながった状態のまま、リノベーションするというなかなか大変な工事でしたが、上手に仕上がったと思います。

カテゴリー

アーカイブス

お問い合わせ

家づくり相談室

メールでのお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ