和室→洋室への改修工事@岩槻区
以前からお世話になっているお客様からご紹介をいただき、和室を洋室にリフォームするご依頼をいただきました。
その和室がこちら。
和室は、そのままゴロリと横になったり、座位で過ごすことが苦にならなければ、快適に過ごせる空間です。
でも、歳を重ねると、布団に膝をついて横になるよりは、ベッドを置いて腰かけて横になるほうが楽ですし、正座や胡坐をかくよりも、椅子に座った方が暮らしやすいものです。
今回は手前の板の間と奥の和室の段差を解消するため、床を支える束(つか)も交換して、床を少し下げます。
畳は消耗品で、年月が経過するにつれ、焼けたり擦れたりすれば交換が必要ですが、フローリングの洋室にしてしまえば、そんなわずらわしさからも解放されます。
年数が経過しているお住まいですが、畳の下には点検口がしっかりついていますね。
この畳を支えていた床板はもちろん、この下の構造材もいったん撤去します。
撤去が完了して、新しい床下を設置しているところです。
右手の土間、床を支えている木製の束がお判りいただけますでしょうか?
これが工事前に床を支えていた古い束です。
今回工事を行っているところは、この木製の束を撤去して、鋼製の束に交換し、その上に新しい大引(おおびき)を設置して、床の高さを揃えます。
鋼製の束は高さを自在に調整できますが、木製ではそうはいきません。
大引に引っかけられている金属は断熱材を支える金具です。
床冷えがするので、断熱性を高めてほしいというご要望をいただきました。
ご覧のように金具の上に収めます。
この上に構造用合板を載せ、フローリング材を施工すると、
無事に完成いたしました。
これで、畳が傷むのを機にすることなく過ごせますし、冬の寒さもだいぶ違うと思います。
段差もきれいに解消されました。
K様、ありがとうございました!