増築&ユニットバス・洗面化粧台改修工事
数年前にお声掛けいただき、一旦見合わせることになった水まわりの改修工事を、改めてご依頼いただきました。
限られたスペースに、洗面脱衣室と浴室を設けたため、やっぱりちょっと狭い。
何とかゆったり足を延ばしてお風呂に入りたいものですよね。
まずは現況から。
きれいにお使いいただいている洗面化粧台に、
その隣の洗濯機。
そして、ユニットバス。
うーん、ちょっとやはり幅が狭いですね。
これでは、それほど大柄でない方でも体育座りでないと入れないでしょう。
また、右手前のドラム式洗濯機が出入り口の一部を塞いでいて何かと不便ですね。
というわけで、窓側の壁を解体して増築し、お風呂と洗面脱衣室を広く、新しくします。
右側のルーバー窓が浴室、中央の窓が洗面脱衣室です。
この壁を解体します。
サイディングや躯体を解体しつつ、手前に新たな柱を設けておきます。
3本見えますよね。
内側のユニットバスも解体していきます。
ほぼ浴室の解体が終わり、躯体が現れました。
黒い防水シートが貼ってある壁までが既存の部分、柱を隔てて、右側の壁がない部分が増築部分です。
下のコンクリート基礎に載っている土台の色が新しいのがおわかりいただけると思います。
正面の壁、1本だけ太い柱が既存の柱で、その右側が増築部分。
断熱材を施工すると、増築部分の見分けがつきにくくなります。
外側はというと、
こんな感じ。木片を固めたパーチクルボードを使い壁をつくります。
外壁の完成までにはまだ時間がかかりますが、
室内側のユニットバスは完成いたしました。
タカラスタンダードのフラッグシップモデル、プレデンシアです。
傷つきにくく、掃除もしやすいホーロー浴槽で、ヘルシージェットも付いています。
浴槽内側の右あたりにジェットの噴出口が見えると思います。
外はまだ完成していません。
が、お風呂は入れます。
約1か月の工事期間中、ご不便をおかけしましたので、先にお風呂を仕上げました。
ということで、完成。
黒のガルバリウム鋼板で仕上げました。
コントラストのきいたツートンカラーの仕上がりに違和感がありませんよね。
洗面脱衣室も完成いたしました。
ドラム式洗濯機もしっかりスペースに収まって、出入りの邪魔にならなくなりました。
反対側の壁面には、クリナップのホットウォール=パネルヒーターを設置。
輻射熱でじんわり暖める暖房器です。
冬の寒くなった洗面脱衣室を暖めることでヒートショックを予防します。
また、タオルやマットをかけて、干すこともできます。
時間は多少かかりますが、タイマーがあるので、生活パターンに合わせて効率的に運転することが可能です。
というわけで、増築を行い、お風呂と洗面脱衣室を拡げ、快適に暮らす水まわりリフォームが完成いたしました。
ハイグレードな住宅設備を採用されたので、使い心地も格段にアップするのではないかと期待しております。
N様、ありがとうございました!