屋根葺き替え工事@岩槻区
岩槻区のお客さまより、屋根の葺き替え工事をご依頼いただきました。
棟部分は撤去が済んでしまいましたが、従前の状態はこちら。
セメントと砂で造られたセメント瓦です。
1970-80年代の住宅不足が叫ばれていたころ、一般的な瓦よりも製造しやすいこともあり、広く普及した瓦です。
もうそろそろ・・・ということでお役御免。
軽くて扱いやすいガルバリウム鋼板の屋根に拭き替えます。
見た目通り、一つ一つにかなりの重量があります。
撤去したセメント瓦は、ウィンチを使って下に降ろします。
セメント瓦を撤去したあとがしっかり残っています。
野地板が一部見えていますが、その上に載っている黒い紙は防水シートです。
セメント瓦の重みで部分的に破れています。
よくぞここまで持ちこたえました。
防水シートを撤去して、きれいにお掃除を済ませました。
この野地板は、このままの状態で使用します。
既存の野地板だけでは心もとないので、新たな野地板で上からカバーします。
さらに防水シートを設置して、
軽くて丈夫なガルバリウム合板の屋根材を葺いていきます。
完成いたしました。
築年数が古いお家は、耐震性にもやや不安がある物件が多いもの。
セメント瓦や、通常の瓦はかなり重量があるため、それだけ上から重みがかかり、地震の影響を受けやすいのです。
特に、1981年以前に建てられたお住まいは、現在の耐震基準を満たしていません。
もしも、耐震リフォームなどをされたことがなかったら、ぜひ一度お声がけください。
大きな地震が来ると倒壊する恐れがありますので。