手すり・式台設置工事@岩槻区 W様邸
数年前に当社で家を建てていただいたお施主様のご紹介で、ご実家のリフォームをご依頼いただきました。
お父様の足が少々悪くなったため、今後のために玄関や階段の上り下りの負担を和らげるためのリフォームです。
一部、介護保険の適用となります。
まずは玄関から、
玄関土間から上がり框までの高低差が厳しくなります。
お子様が小さくて上がり框に腰かけて靴を履くような場合、ある程度の高低差があった方が便利ですが、足が悪くなると、高低差があるのはしんどいですね。
一段手前に式台を設置します。
その玄関の脇の壁には、自分の体重を支える手すりがあると安心です。
さらに階段。
階段の段差を小さくすることはできないので、手すりを新たに設置します。
2階から下を見たところです。
下から上に上がるより、上から下に降りるときの方が怖いですね。
右側に自分の体重を預けられる手すりがあれば安心です。
ひのきの1枚板で造作した式台です。
『お客様をお迎えする玄関。見た目にもこだわりたい』というご要望によるものです。
1枚板に4点、脚部と繋いでいるネジの跡が見えると思いますが、金属のネジでつないだ跡が見えると無粋ですよね。
ネジの役目を果たす木をダボ、その穴をダボ穴といいまして、ダボ穴にダボをハンマーで打ち込み、式台より上のダボをのこぎりでカット、やすりで整え、最後に塗装で仕上げるという工程を踏んでいます。
その横にはガッチリと壁面に手すりが据え付けられました。
土台の木に安心感があります。
これで玄関の昇降はかなり楽になると思います。
階段の手すりです。
足が上げにくくなっても、両手をついてゆっくり時間をかければ安心して上がれそうです。
上から見た時の不安も和らぎました。
60歳~70歳代の一戸建てにお住まいの皆様は、新築時子育て世代の方がほとんどだったと思います。
歳を重ねるうちに、当時の使い勝手のままでは安心できない場所が増えてきます。
玄関と階段は最たるもの。
ちょっと不安が出てきたな、と思ったら、先手を打って解消されることをおすすめします。
転ばぬ先の杖、備えあれば憂いなし。
お心当たりのある方は、お気軽にご相談ください。