掃き出し窓交換工事@さいたま市岩槻区
お手入れの行き届いたお庭に、つい腰掛けたくなるような濡れ縁があるお住まい。
今ではあまり見ることができない、木枠にガラスをはめ込んだ風情ある建具。
毎日の暮らしを大切に、丁寧に暮らしていらっしゃることが想像できます。
ただ、残念なことに、このガラス戸の開閉が難しくなってしまいました。
ガラス戸は下枠に設けられたレールの上を、その外側にあるのが雨戸を滑らせる溝です。
ちなみにその手前の濡れ縁に載っているステンレスの棒は物干し竿。
良い具合に焼けた木目が美しいです。
上枠も見たところ、それほど問題があるようには見えません。
どうやら問題は、建具の下、この滑車にあるようです。
この建具を修復しようとすると、「ちゃんと直るだろうか?」
「しばらくするとまた不具合が出るのでは?」
「いくらくらいかかるんだろう?」と不安になります。
そもそも、断熱性も低い上、隙間風も入る古い窓。
いっそのこと窓ごと交換しよう、とご判断いただきました。
まずはガラス戸を取り外し、窓枠部分を改修します。
ガラス窓の収まる窓額縁はレールのみ撤去してそのまま残し、雨戸のレールは開閉が楽になるように、新規に差し換えるため撤去しました。
下地処理を終えた窓額縁に、右手に見える新しい窓枠を取り付けます。
この窓枠は、事前にサイズを測り、製作して現場に持ち込みます。
窓額縁に窓枠をはめ、新しい窓が入りました。
ペアガラスなので、これまでより断熱性も高まることでしょう。
右側の4枚の窓も交換完了しました。
濡れ縁の上に真新しいレールが見えますが、これが雨戸を滑らせる新規のレールです。
雨戸は既存のものがまだ使用可能と判断し、そのままお使いいただきます。
家も歳をとるにつれ、どうしても不具合が出てくるのは防げません。
でも、そう簡単に建て替えるわけにはいきませんよね。
そんな時、どう対処すべきか?お悩みでしたらご相談ください。
現状を確認し、ご要望に沿った対応策をご提案させていただきます。