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建築ブログ

控え壁増設&フェンス新設工事@岩槻区

Date:2021年8月2日 | Category:,

数年前に当社で新築をさせていただいたお客様より、ブロック塀を補強する工事のご依頼をいただきました。

ビフォー

3年ほど前に大阪で発生した地震では、小学校のブリック塀が倒壊し、登校途中の小学生が下敷きになってしまったという痛ましい事故が起きました。

実はブロック塀には、建築基準法による規制があり、高さ1.2メートルを超えるブロック塀は、長さ3.4メートル以内に控え壁といわれる、ブロック塀の支えとなる壁を設ける必要があります。

写真のブロック塀は、高さ1.8メートルありますので規制の対象となります。

控え壁はありますが、その間隔は4.8メートルと、規制よりも長くなっているので、既存の控え壁の間に新規に控え壁をつくり、間隔を2.4メートルに狭めて、安全性を高めます。

基礎工事

控え壁の中間地点に穴を掘り、捨てコンを打設します。

ブロック設置

その上にコンクリートブロックを設置し、安定させます。

完成

手が空かず、工事途中の写真は撮れませんでしたが、ブロックの内部に配筋を通し、しっかり固定して、新規の控え壁を増設いたしました。

植栽フェンス

こちらは既存の植栽フェンス。

見た目には良いのですが、落ち葉の処理や、成長するたびに剪定をするのは骨の折れる作業です。

こちらもブロックを使ったフェンスにつくり変えます。

フェンス新設中

植栽を撤去し、ブロック塀を2段積み上げ、

完成

上部には鉄製のフェンスを設置しました。

この高さであれば控え壁は必要ありません。

重心が低いので、そもそも倒壊しそうにないですしね。

新設中

もう一方にもフェンスを増設中です。

この写真ですと、鉄筋が内部に入っている様子を目視できます。

寄ってみましょう。

寄り

ブロックをつなぐ内部の骨組みをしっかり確認することができますね。

アフター

というわけで、フェンスの新設も完了いたしました。

これで、既存のブロック塀が倒壊する心配や、植栽フェンスのお手入れから解放されました。

住まいのことで、何か気になっていることがあれば、なるべく早く手を打ちましょう。

何かあってからでは手遅れですし、手を打ってしまえばその問題のお悩みから解放されます。

頭の片隅にいつも気になっているお悩みから解放されるのは、とっても気分の良いものですよ。

お悩み事がありましたら、まずはご相談ください。

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