新しい家づくりの始まり@岩槻区
前回に引き続き、新しい家づくりの始まりは、二世帯住宅です。
今回は、おばあちゃまとお孫さんご家族の二世帯で暮らす、家づくりです。
岩槻駅から徒歩圏、約50坪、南西道路付けの正形地・・・。
新規で購入しようと思うと、なかなかハードルの高い、良い条件の土地です。
おばあちゃまがお一人で暮らしている中、賃貸住宅に暮らしていたお孫さんご家族が「そろそろわが家を・・・」というライフステージに差し掛かっていらっしゃいました。
普通ですと、手の届く範囲での家探しになりそうですが、すでにご自宅を構えていらっしゃるお孫さんのお父さんの橋渡しで、素敵な二世帯住宅の家づくりが実現する運びとなりました。
これでおばあちゃまも安心ですし、お孫さんも便利なところで、広い家に住むことができるようになりました。
計画中の建物はこんな感じ。
玄関は一つ。
おばあちゃまは1階の約12帖のお部屋にミニキッチンを設置して、日々を過ごされます。
お手洗いや洗面、浴室などは、お孫さんと共用しますが、日々の生活は階段の昇り降りなしで過ごせます。
一方のお孫さんご夫婦は奥様もフルにお仕事をされています。
家事の負担を少しでも減らしながら日々を過ごせるように、そしておばあちゃまも気兼ねなく、スムーズな動線で使えるように設置したサニタリースペースのプランはこちら。
まずは、どちらの世帯からも行き来できる2WAYとし、洗面化粧台を脱衣室と独立させて、誰かが入浴中でも、気にすることなく使えるようにしました。
洗濯脱衣室は3帖の広さを確保し、室内物干しを設置するので、脱ぎ、洗い、干す、をその場で行えます。
働くママにとって、雨の心配をせずに洗濯物を干せるのは、大きいですね。
バルコニーをつくらずに済むため、費用も抑えられるし、掃除の手間も省けます。
雨風にさらされるバルコニーは、想像以上に汚れるし、メンテナンスも必要となり、最近はバルコニーをつくらない選択をされる方が珍しくなくなりました。
もう一つ家事の大きな負担になるのは炊事と後片付け。
キッチンの動線も工夫を凝らしています。
こんな感じ。
カウンターキッチンの横にダイニングテーブルを設置するサイドダイニングで、お料理を作ってはダイニングテーブルに出し、キッチンわきのダイニングチェアに座って食事をしながら、必要なものがあればすぐにキッチンに立って用事を済ます。
食べ終わった後も、すぐにシンクに洗いモノを移動することができます。
写真で見るとこんな感じ。
こちらはクリナップのカタログから見つけたもので、実際に採用するキッチンとは異なりますが、キッチンのワークトップにダイニングテーブルをつなげていますよね。
こうすると使いやすい上、リビングのスペースを広く確保することが可能になります。
土地が広いとは言え、ワンフロアに二世帯分のLDKを確保することになるので、効率も考えないといけません。
広さも確保した上、使いやすい。
一石二鳥のプランです。
このほか、子供たちがリビングでも机に向かうことができるよう、二人が座れるスタディーカウンターを用意したり、主寝室にはベッドを置くスペースと、寛げるスペースを分けて、ご夫婦いずれかが睡眠中でも、気兼ねなくテレビを見たり、本を読んだり、お酒を飲んだりできるようにしています。
いよいよ建築スタート。
完成時には、施工事例のページにて、ご紹介してまいりたいと思います。