雨漏り対策!ルーフバルコニー防水工事 その後@岩槻区 I様邸
半年前、当ブログでご紹介した『雨漏り対策!ルーフバルコニー防水工事@岩槻区』。
多くの方がご存じないと思いますので、1枚の画像でご紹介しましょう、こんな感じ。
左のビフォーの写真の当時、室内も雨漏りにやられていました。
どういう状況かというとこんな感じ。
昔ながらの繊維壁という仕上げの廊下の壁です。
なかなかの雨漏りであったことがお判りいただけることでしょう。
こちらはリビングの下がり壁に染み出た雨漏り跡。
先ほどの壁に比べればまだましのように見えます。
が、右下に見える食器棚を見ると、
真ん中の引き出し、乾燥により表面の突板が反ってしまっていっるのがお判りいただけるでしょうか?
『こんなに反っちゃうまで放っておいたの?』
と思われるかもしれませんが、この時を待っていたのです。
雨漏りをしっかり止めるのは実は非常に難しい仕事なのです。
自転車のパンクを直す際、チューブを水につけて空気を入れ、ブクブクさせて亀裂を見つけますよね?
人の目では見つけられないほどの亀裂でも、水は上から下に漏れてしまいます。
ですから、雨漏り対策工事を行っても、完全に止まったかどうかは時間をかけて状況を観察するしかないのです。
半年経過し、雨漏りが止まったことを確認して、室内の工事にようやく取り掛かることになったというわけなのです。
茶棚は不要、ということで、本棚に生まれ変わりました。
先ほどの繊維壁、表面を撤去すると、
下地まで汚れがひどいということで、下地も含めてまるごと交換することになりました。
壁面の交換に加え、右手のガラスの引き戸、これからの季節、とても寒い!ということもあり、交換することになりました。
このガラス戸、2枚引き戸なのですが、
ご覧の通り、左側の扉の前には収納が置かれ、開かずの扉になっていました。
それなら、いっそのこと壁として閉じて、1枚引き戸にリフォームしてしまおう、ということになりました。
こちらが廊下側から見たアフターの写真。
シミだらけだった繊維壁がきれいに張り替えられ、建具も電気がついているかどうかだけを確認できる細長い窓だけを残して、閉じられました。
リビング内部はこんな感じ。
すっかりきれいに生まれ変わりました。
きれいになっただけでなく、右手の収納も役割を終えた茶棚から、今必要な本棚に形を変え、開口部から逃げる熱を最小限に抑えられる建具に変更できました。
結果として一石三鳥の工事となったのは、防水工事の後、じっくり考える時間がとれたのも良かったのではないかと思います。
I様、ありがとうございました。