1週間で16回!地震が多発しています!
多くの方が感じていらっしゃるのではないでしょうか?
恐怖まではいきませんが、不安を感じさせられる揺れの地震が多発しています。
中でも、茨城県南部で起きた地下60㎞を震源とする2回の地震は、太平洋プレートとフィリピン海プレートがぶつかるところで起きていて、首都圏直下型地震につながる可能性があるということです。
予測できるはずもないのですが、NHKでは12/1より、首都圏直下地震体感ウィークなる番組を編成し、連日特集番組を放送していることもあり、地震を身近に感じる1週間となりました。
首都圏直下型地震は、30年以内に70%の確率でマグネチュード7程度の地震が起きると言われています。
わが町埼玉県も、震度6強のはげしい揺れに襲われると想定されています。
当社は工務店ですから、家と地震に関することをお伝えします。
住宅の耐震性には、3段階のレベルがあります。
耐震等級1から3まで。
最も低い耐震等級1が、建築基準法を満たすレベルです。
この建築基準法で定められている基準は、阪神大震災の経験をもとに強化されている2000年基準と言われるもので、それなりに安心とされてきました。
耐震等級2は、耐震等級1の1.25倍の強度で、一般的な病院や学校がクリアすべき基準です。
そして、最高基準の耐震等級3は、耐震等級1の1.5倍の強度で、消防署や警察で採用されるレベルです。
それまでは、阪神大震災を教訓にした耐震基準であれば、ほぼ大丈夫であろうという暗黙の了解のようなものが業界内にありましたが、2016年の熊本地震で、耐震等級2の住宅が倒壊してしまったのです!
その家は、2010年に建てられていたので、築後、たった6年で倒壊してしまったことになります。
一方で、同じ地区に建つ、耐震基準3の住宅は倒壊を免れました。
被害が大きかった地域でも、軽微な損傷で済んだのです。
冒頭でもお話しした通り、首都圏直下地震が30年以内に70%の確率で起こることがわかっています。
こういう状況ですから、当社で建てる家は、全棟耐震等級3の強度を持つ家です。
『今の時代の新築なら、地震が来ても大丈夫だろう』
と思っている方、多いと思います。
2階建ての木造住宅は、4号建築物といわれ、家を建てるときに必要な建築確認申請の審査を大幅に省略することが法律で認められています。
でも、熊本地震では、耐震等級2の家でさえ、倒壊してしまったのです。
業界ではこの特例は廃止すべきだという声も、一時上がりましたが、現在もそのままです。
住宅の耐震性に関しては、業者任せにするのはあまりに危険です。
大きな地震が来た時にどの程度耐えられる家にするのか、ご自分で理解し、判断すべきだと思います。
ご興味があれば、当社の家づくり相談室にいらしてください。
詳しくご説明致します。