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建築ブログ

20代30代の持ち家志向、高まる。

Date:2019年7月10日 | Category:

一昨日の日経新聞、朝刊の記事です。

7/8日経朝刊

要約しますと、20代、30代の持ち家志向が高まっていて、家計の負債残高が増えています。

そのあおりを受けて、消費に回るお金が減っています、という記事です。

どれくらい、持ち家比率が高まっているかというと、30代の数字として、2000年46%が2015年52%までに上がったんですって。

同じく、家計の借金も調査を開始した2002年以降最高となり、

30代で2002年比1.8倍の1329万円、20代で2.7倍の675万円まで増えたんだそう。

負債額の増加

2013年ころから急増しているのがわかりますね。

この背景にあるのは、企業の福利厚生の縮小で住宅補助が3割削られたため、お金を貯められる期間が短くなり、早めの決断に踏み切るケースが増えたんだろう、ということでした。

もう一つは、言わずと知れた金利の低さですよね。

住宅ローンは、変動ものであれば1%切るものがあたりまえで、ローン控除で融資残高の1%分の税が戻るとなればほとんど金利負担はないも同然です。

記事の事例では、横浜の戸建てを買うか借りるか検討した場合、購入したほうが月10万円も安くつく、と紹介されていました。(ほんまかいな?と思いますが、天下の日経新聞の記事ですからねえ。)

そして、持ち家比率の高まりに伴って、若年層の消費の落ち込みはというと、こんな感じ。

ダダ下がり

大幅に下がっています。といっても、左の目盛りは2ポイント刻みですが。

でも、賃貸住宅でも家賃が発生するのになぜ?と思いますよね?

それは、どうも持ち家志向の高まりのため、貯金に対する借金の額が、2008年は1.3倍だったのに、2018年は2.1倍までに膨らんだため、貯蓄に励んで、金利が上がる前にせっせと返してしまおうと考えているからのようです。

なかなか頼もしいですね、最近の若者は。

いずれにしても、やりようによってはほとんど金利を負担せずに購入できる住宅市場で、賃貸住宅のまま生活するのはやはりもったいない気がします、住み心地も全然違うでしょうに。

家賃は全て大家さんの利息。住宅ローンはほぼすべて自分の借金の元本です。

 

「うちはどうなんだろう?」

 

疑問に思われたら、当社の家づくり相談室にお声がけください。

お客様のご事情に合わせて、アドバイスさせていただきます。

 

 

 

 

 

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