「いま、平屋が人気らしい。」
昨日、8月3日、日本経済新聞朝刊の総合住宅展示場、半5段広告。
どうやら、大手ハウスメーカーでも平屋が人気のようです。
国土交通省が発表している建築着工統計の数字を見ても実際に増えていました。
2016年には8.3%だったものが、2021年には12.5%へ、右肩上がりで年々増えています。
とはいえ、割合は1割ちょっと。
平屋を建てようと思うと、それなりに広い土地が必要ですので、密集地では難しいのでしょう。
一方、ここ岩槻周辺ではそれが可能となるケースも多く、この一年に当社が建てた注文住宅の半分は平屋でした。
いま一度、平屋のメリットを確認しておきましょう。
・階段の上り下りが不要。生活が1フロアで完結するので、掃除や洗濯が楽だし、年を重ねてからも安心。
・階段から落ちる家庭内事故を心配する必要がない。(想像以上に多いのです)
・家族のコミュニケーションが取りやすい。
・多くの場合、コンパクトなサイズなので、建築費やメンテナンス費用、光熱費など、様々な支出を抑えやすい。
「コンパクトな平屋だと部屋数を確保しにくいのでは?」
その通りです。
でも、一般的なファミリータイプのマンションは、70㎡程度の広さです。
それくらいの広さがあれば十分、と割り切ってしまえば、問題ありません。
マンションだと、上の階の足音が気になったり、逆に子供達が走り回る度に下の階の方に気を遣わなければいけなかったり。
中住戸だと、採光や通風が限られたり、多くの場合、廊下の面積に取られ、居室の面積が狭くなったりします。
平屋なら、そんな心配ありませんよね。
二階建てに比べて、階段がない分有効面積も増えるのです。
二階建ての階段は、踏面(足を乗せるところ)と、その下の面積が延床に加算されるので、数字に比べて実際に使える面積は狭くなるのです。
平屋が人気なわけ、ご理解いただけましたでしようか?
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