アイ・エスホーム|株式会社石山工業所

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あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

Date:2025年1月1日

いよいよ2025年がスタートしました。
今年の十干十二支(じっかんじゅうにし)は、乙巳(きのとみ)の年。
乙は未だ発展途上を、
巳は植物が最大限まで成長した状態を、意味するのだそうです。
組み合わせると、これまでの努力や準備が実を結び始める時期を示唆しているんだとか。
早ければ、年内に実を結ぶ人もいるでしょうが、中にはもう少し時間がかかる方もいるでしょう。
すぐに結果が出ずとも、焦らず粘り強く取り組んでいきたいものです。
「今年こそ、家を持とう!」と思っている方に対しても、一部、あてはまりそうな内容です。
一方、現状を直視すると、家づくりの環境は厳しくなっている、と言わざるを得ません。
その理由を挙げると大きく3つ。
1.原材料費、人件費、輸送費などの上昇による建築費の上昇。
2.住宅ローン金利の先高感。
3.建築基準法改正による、省エネ等級の義務化と、4号特例の廃止。
3.について、少し掘り下げると、これまでは、省エネ性能に関しては、その家の性能を説明する義務などはありましたが、4月からは省エネ等級4以上の性能が義務化されます。
さらに、それまで省略することが認められていた耐震性等に関する資料の提出も義務化されます。

1/1 日経朝刊の広告

当社は、ゼロエネルギー住宅を得意とし、全ての住宅で耐震等級3を取得しているため、それほど大きな影響はありません。(ゼロエネルギー住宅は、義務化される等級4より一つ上の省エネ等級5を取得することが必要なため)
でも、これから新規に取り組む会社は、この4月から全ての住宅で住宅性能の裏付けを求められることになるので、手間もコストも時間もよりかかることになるでしよう。
そんなことから、元日の日経新聞では、既存の家を壊さずにリフォームして省エネ性能を高める「空き家壊さず直してエコに」という見出しで特集を組んでいました。

1/1 日経新聞 特集記事

これからますます高齢化が進む→高齢者はマンションの方が暮らしやすいので、空き家が増える。一方で、住宅建設技能者はどんどん減少、原材料費も高騰し、結果として着工数も減る。だから、「これからは、家を探す時に、中古住宅の中から選ぶのが当たり前になるだろう」(不動産コンサルタント長嶋氏)と。
「新築は高い、それなら、中古を買ってリフォームして快適に暮らそう!」
そんなに簡単に行くなら、誰も苦労しません。
これまで、建築基準法は何度も改正を重ねていて、先にご紹介した通り、書類を省略することが認められていたので、ばらつきが大きく、リフォームして再生するのが簡単にはいかない場合が多いのです。
耐震性や省エネ性能を高めようとリフォームするなら、建て替えた方が安い場合もあるくらいなのです。
そのような状況を理解している識者のコメントが最後に紹介されていたのが印象的でした。
「まずは給湯器や空調からエネルギー性能の高いものに変えていくのが望ましい」(積水ハウス 温暖化防止推進室長 野口氏)
「今後は、(中略)よりしっかりしたリフォームの担い手が必要になってくるのではないか」(芝浦工業大学 蟹沢教授)
当社は新築注文住宅も建てるし、耐震リフォームや省エネリフォームも請け負うので、古い家の住宅性能をリフォームで高めることの難しさを肌身で感じています。
新聞やテレビ、ユーチューブなど、多くのメディアでインフレや住宅価格の高騰により家が建てにくくなっていて、高齢化により空き家が増え中古住宅がねらい目である、といったことがアナウンスされています。
でも、それを鵜吞みにし、安易に判断するのは危険です。
見事に生まれ変わる中古もありますが、そうはいかないものも多いのです。
これから家を持たれる方の選択肢は5つあると思います。
1.自分好みの家を建てる
2.中古住宅を買って、リフォームする。
3.中古マンションを買って、リフォームする。
4.建売住宅を買う。
5.新築マンションを買う。
残念ながら、4.建売、5.新築マンション購入意向の方のお役には立てませんが、
「家を建てたいけど、現実的には中古かな?」と条件により、家を建てるか、中古を買ってリフォームするかと、振れ幅がある方のお役には立てる可能性があります。
今年こそ、なんとか家を持ちたい!
そうお考えであれば、ぜひ当社の家づくり相談室にいらしてください。
普段は現場に出ている時間がほとんどですので、事前にご連絡くださいますよう、よろしくお願いいたします。

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